騎士はキミに恋をする

会話が途切れてしまってから
少しして私たちは食事が終わり、

私とテラスは別々の部屋へと案内された。

私は部屋に入る前にまたお風呂に入れられて、
なんだか疲れたけれど。


お風呂からあがって、
脱衣所で着替えていると、
1人のメイドが話しかけてきた。

「あのぅ…。」

「? はい。」

「貴女様がお召しになっていた
 このお洋服はどうお洗濯をすれば?」

私の制服を両手で
お姫様だっこするように持って、
メイドがそう聞いた。

「ああ、普通にでいいですよ。」

笑いながら言うと、

「はい。わかりました。」

緑の瞳のメイドも
そう言うと少し微笑んで、
脱衣所の奥へと消えていった。

それを見届けてから
私は側にあった、
用意された寝巻を着て、
部屋へと案内された。

ドレスと違って、
やっぱり寝巻は楽だった。

浴衣みたいな感じだったので、
次の日起きたら、
大変なことになっていそうだけれど
今は疲れているので、
あまり考えないでいた。










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