騎士はキミに恋をする
「てか、なんで死体が
あんなところに飾られているの?」
綺麗なのはわかるけれど、
その人の命への冒涜なのでは。
てか、死体を飾るなよ。
脳内でいろいろなコメントが
展開されている中、
一番妥当かなという質問を
横にいるテラスに聞く。
「さあ?」
「…。」
再びの沈黙。
何だか気まずい沈黙。
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
この沈黙はいったいいつまで続くのだろう?
心なしか、
気まずそうな顔をしているテラスに
笑いそうになりながら
疑問に思う玖零羽であった。