一途な恋愛

「行ってきまーす!!」


口にパンを咥えながら全速力で走るあたし・・そう、
寝坊してしまいました。^^;;;

「やっば~!!」走って走って走る!!

キキーィ

ブレーキの・・音?ふと後ろを見ると・・!!


「おはよ、海。」


・・・・・。

・・み、湊先輩ッ!?!?!?


「?」
「あ、お、おはようございます!!!」

またバクバクしてきたー;;先輩の笑顔は心臓に悪いって!!←

キーンコーンカーンコーン

てかチャイムなっちゃったぁぁぁぁぁぁ><
「遅刻・・じゃねえな。まだ間に合うぞ、乗れ。」
「・・え?」

チャイムが鳴ったのに遅刻じゃないと言っていることよりも、乗れ、と言う言葉に唖然とするあたし。

「ウチの学校はチャイム鳴っても5分くらいは閉めねえんだよ。」

へぇ~!!・・って・・納得してる場合じゃないッ!!
遅刻はしたくないから乗りたいのはやまやまなんだけど・・・;;;

ここから学校までの時間、先輩の後ろなんて無理ぃぃぃぃ!!!!!
そんなことを想っているうちに、先輩に強制的に乗せられたあたしであった・・。

「え、ちょ、先輩!!」暴れるあたしに、「危ねえぞ、ちゃんと掴まってろ。」といい、自らあたしの手をひき自分の腰にまわした。




恥ずかしいけど・・


ずっとこの時間が続けばいいのにって想うほど幸せな時を感じた一瞬だった。
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