一途な恋愛
「ゲ・・成美・・・。てかナンパじゃねぇよ!」
「どうみたってナンパじゃんw海ちゃんめっちゃ困ってるし。」
「うるせえ!」
「はぁ?」

「あ、あの!」

喧嘩は嫌だから成美さん?に話しかけた。友達になってほしかったし。


「あ、ごめんね。あたし成美。煉とは幼なじみなの。海って呼んでいい?」
「そ、そうなんですか!あ、はい!」
「呼び捨て&タメでいいよー。てか海超噂だよ!!」
「う、噂??」


成美が言う噂とは何のことなのか、あたしにはさっぱり分かんない・・。


「あ、やっぱり?爽先輩が言ってたよ、可愛い子が入ってきてみんな騒いでるって。」

「・・・?」

あたしはまだ分からないままである。


「海のことだよ!!」

「・・へ?あ、あたし!?」


驚きのあまり変な声が・・・。

「可愛いー!」

「れ、煉くん!///」

からかう煉君をよそに成美に聞き返した。



「でもなんであたしが??麻耶の方が・・ずっと綺麗だし・・モテると思うし・・。」

「今のところ、2・3年の先輩達の間じゃその麻耶って子と海が人気らしいよ!!
麻耶って子は、美人で大人な感じがいいって。」

「海ちゃんは、オドオドしたとことか、可愛いところがいいってさ。んま、俺は、海ちゃん派だな♪」


「煉くん・・///」


そ、そうなんだ・・・。
あたし可愛くなんかないのになあ。


「あ、やばっ!海、早く行こ!煉も!!」
「あ、うん!」

「待ってよ~」


あたしたち3人は急いで教室へ向かった。

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