一途な恋愛
風が気持ちいなあ。
あ、そういえば、湊先輩あのまま帰っちゃったけど・・いいのかな?

「海ちゃんって彼氏いるの?」

「え?い、居ないよ!」


突然聞かれてびっくりした。


「そっか・・てかさぁ・・お前ら、何してんの?」
煉くんがいきなりドアの方へ振り向いて言葉をはいた。

「・・・?」

その時、ドアがゆっくりとあいた。
そこには煉くんを誘いに行った時、教室にいたクラスの男の子達・・。

こんなところで何してるんだろう・・?

「煉だけずりーぞ!」

「そーだそーだ!!」


は?


「は??」


思わず煉くんと同じ声を出してしまったあたし。


「ああ、そゆことね。」
「あの、えっと・・?」


わけが分からない。


「海ちゃん、俺らと食わねえ?」
「コラ。手ぇ出したら成美に殺られっぞ。成美にチクっちゃおっかな~・・」

「ちょ、まじ無理!やめろ!!てかやめてください!!」

そんなに成美って怖いのかな・・?
てゆかなんでこんなことに!?

「じゃあ帰った帰った。」

「くそーおぼえてろー!」

悔しそうに帰って行く男子達・・・。


「海ちゃん?早く食べないとチャイムなっちゃうよ~」
「あ、うん。てゆか今のは・・?」


「海ちゃんの・・ファン?」

フ、ファン!?!?!?!?

「嘘!!」
「ほんと。」

煉くんはそういうと、チャイム鳴ったからって帰っちゃった。

パニック・・・・。
< 6 / 14 >

この作品をシェア

pagetop