一途な恋愛

誰かと・・ぶつかった？

「あ、わりぃ・・って、昼真のこ・・。」

「え、あ・・ご、ごめんなさい！」



あたしはパニックになって走って校庭に出てきてしまった。
あ・・成美と煉くん・・・・。どうしよ。ここで待ってるか。

数分経つと、成美と煉くんが走って来た。


「海いたー！どしたの？？」

「あ、ごめんね、・・。」

「いや、いいけど。・・帰るか！」

「だね。」

3人で帰ろうとした時、後ろから声がした。


「煉！今日俺ら遊ぼうと思ってんだけどさ、場所が無くて。ほら、俺らんち汚いっしょ？おまえんち行ってもいい？」
「あ、いいっすよ！今日ちょうど親いないんで！」

煉くんは2年生と話してる。ふと隣を見ると、成美がいない・・。

成美は少し離れた場所で、友達としゃべっていた。
うぅ・・あたしだけ一人ぼっち・・・・・・。

「あれ？もしかして海ちゃん！？」

「え、あ・・はい・・。」

喋ったこともないのになんであたしの名前知ってるんだろ？

「俺、坂本爽、よろしくね、海ちゃん！」

爽・・？あ・・さっき煉くんが言ってた名前だ。

「あ、はい！山下海って言います、よろしくです！！」
「噂通り可愛いのな。」

「え！そ、そんな///」

照れるよー!!///

「おい爽、隆也も行くって。」
「おｋ－！って、それよりさ、見てよこの子！！超可愛い!!」
あ・・この人さっきぶつかった人・・！昼間煉くん呼んでくれた人でもあるよね！！
「は、初めまして！山下海っていいます！！」
緊張しながらも名前を言った。

「俺、雨宮湊。よろしく。」
か、かっこいい・・・・・・・。

「じゃあさじゃあさ、これからみんなで遊ばない？海ちゃんも！」
「あ、いいっすね！海ちゃん行くよね？」
戸惑いながらも返事をした・・。

「え、あ・・うん！」

「あたしもー」成美が戻って来た。
「いたんか成美。」もう一人男の人が来て、成美に話しかけた。知り合いかな？
「うわ、ひどい隆也。」隆也？なんか・・ｶｯﾌﾟﾙみたい・・。