純愛ワルツ
高山くん…
失恋した上に私にまでフラれたなんて
大丈夫なのかな?
でもフってしまった私が心配するのはお門違いだよね。
「あら、いつかの可愛い子ちゃんじゃない。偶然ね」
水着から服に着替えていると、胸元がガッポリ開いてお尻にビキニが食い込んだセクシーな水着を着た女の人が立っていた。
…この人…
「茜くんといた方ですよね」
「覚えててくれたんだ。胡桃ちゃん…だったかな、修学旅行か何か?」
「はい、そうです。お姉さんは旅行ですか?」
こんなセクシーな水着が似合うなんて羨ましいな。
「私は天音。そう呼んで。うん、旅行で来たの」
天音さんかぁ。
名前まで綺麗。
それに気さくで優しそうな人。
「そうだったんですか。彼氏さんと来たんですか?」
「うん、茜とよ。じゃあね」
天音さんは妖艶な笑みを浮かべて去って行った。
…………え?
茜くん…と?
「胡桃?どうしたの?」
2人で来たの?
やっぱり付き合ってるの?
でも茜くん
しおり見てた時、同じ日にちに沖縄行くなんて一言も言ってなかった。
私なんかに言う必要なかったってこと?
「胡桃ってば!」
「…あ…。ごめん、香織。どうしたの?」
「もうリサ着替え終わって先行っちゃったよ?あんたも早く着替えなさい」
「…うん、ごめん」
不思議と涙は出なかった。
きっと、茜くんと天音さんが一緒にいる所を見てないから
信じられてないんだ。
天音さんは嘘つくような人には見えないけど
お願い、神様…
嘘でありますように…。
失恋した上に私にまでフラれたなんて
大丈夫なのかな?
でもフってしまった私が心配するのはお門違いだよね。
「あら、いつかの可愛い子ちゃんじゃない。偶然ね」
水着から服に着替えていると、胸元がガッポリ開いてお尻にビキニが食い込んだセクシーな水着を着た女の人が立っていた。
…この人…
「茜くんといた方ですよね」
「覚えててくれたんだ。胡桃ちゃん…だったかな、修学旅行か何か?」
「はい、そうです。お姉さんは旅行ですか?」
こんなセクシーな水着が似合うなんて羨ましいな。
「私は天音。そう呼んで。うん、旅行で来たの」
天音さんかぁ。
名前まで綺麗。
それに気さくで優しそうな人。
「そうだったんですか。彼氏さんと来たんですか?」
「うん、茜とよ。じゃあね」
天音さんは妖艶な笑みを浮かべて去って行った。
…………え?
茜くん…と?
「胡桃?どうしたの?」
2人で来たの?
やっぱり付き合ってるの?
でも茜くん
しおり見てた時、同じ日にちに沖縄行くなんて一言も言ってなかった。
私なんかに言う必要なかったってこと?
「胡桃ってば!」
「…あ…。ごめん、香織。どうしたの?」
「もうリサ着替え終わって先行っちゃったよ?あんたも早く着替えなさい」
「…うん、ごめん」
不思議と涙は出なかった。
きっと、茜くんと天音さんが一緒にいる所を見てないから
信じられてないんだ。
天音さんは嘘つくような人には見えないけど
お願い、神様…
嘘でありますように…。