純愛ワルツ
空いてるテーブルを拭きながら、あの子の姿を捜した。



おっ、いた…。




や、しかし

椅子に座ってるだけで、どうしてあんなに可愛いんだろう。




ポ〜っと見惚れていると

あの子はココアの入ったグラスにガムシロップをドバドバ淹れ始めた。



あの子はソレを一口飲むと、苦そうな表情をする。




え?

その反応おかしいよね?





でもこれってチャンスじゃね?




「良かったらどうぞ」



俺はガムシロを3つほど掴んで、彼女のテーブルに置いた。




「あ…ありがとうございますっ」



彼女は嬉しそうに、少し顔を赤らめて笑ってくれた。



ギャー!!眩しい―っ!!

目がぁぁあ
やられるぅぅうう!!
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