純愛ワルツ

胡桃 side

朝、目が覚めると隣に茜くんが眠っていた。



朝から綺麗な顔…





………って!!


茜くん!?




ズサッと茜くんから離れて辺りを見渡すと


自分の部屋じゃない事に気が付いた。





「…あぁ、そっか。昨日あのまま茜くん家に泊まっちゃったんだった」




結局茜くんは元気がなかった理由を教えてはくれなかったけど


少しは元気になったかな?






まだ少し開ききらない目を擦りながら、テーブルに置いている携帯を手に取った。




「…ん?メール?」




昨日帰らなかったからお兄ちゃんからのお説教メールかな。



そう思い、メールを開いた。
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