【S】サクラサク
でも一歩踏み出した時、動けなくなった。





公園の入り口に一つの影。





長い間見ていなかったはずなのに、

一目でわかってしまう姿。







その影は近づいてきながらこう言った。






「ありがとう。…ごめんな」







涙が溢れそうになった瞬間、

私は愛しい人の腕の中にいた。







「…なお…と…!」


< 28 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop