ラストライフ
「ううん、違うよ」






暖かい美声が降り注いだ。



アレクはつい愕然と頭を振り上てレンファ―を見てしまった、





真顔だったかもしれない・・・・





でもレンファーは満天の空に凄まじい数飛び散り、煌めき輝く、白銀の星ぼしを見上げていた




それは息を飲む美しさだった




星もこの少年も・・・




「ホッとしたら、泣きそうになっちゃった」



少し恥ずかしそうに言ったあと、ぱっとアレクの方をみてほほ笑んだ




「それだけ、おいしいよ」
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