ラストライフ
「オマエラガ、クルマエダ」



少女の唇が美しく歪む。



「待ち伏せか・・・自分は光学迷彩で空気となり女に闘わせる・・・か・・・」


「コノタタカイハ、オマエノセイチョウニ、ナル。」


もはや原型はない振動する肉の山はさらに細かく崩れだした・・・・



なのに、




勝負はついているのに・・・・




二人は動かなかった。


いや・・・・・




動け無かった。
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