僕のキモチ...
「ところで入学式はどうしたの?」
あ!?っと僕は我にかえった。
やばい・・・どうしよう・・・。
僕はまた首をかいた。
「まぁ、入学式ぐらい気にしなくて
いいんじゃない?わたしも
サボってるし。」
そう言って高橋さんはピアノの前に
すわった。
私もって・・・。
僕はさぼったつもりはないんですけど。
それに僕が気にしなくても
母はカンカンだな。
「ねぇ、高橋君。」
高橋さんが手を振って僕をよんだ。
僕はためらいなく、高橋さん
のもとにかけよった。
「なんですか?」
「高橋くんは、音楽とか興味ある?」
「音楽・・ですか?まぁ多少。」
「ほんとっ!じゃぁ、これきいてっ!」
そう言って高橋さんはけんばんに
指をおき、
なれた手つきで、その曲をひきはじ