僕のキモチ...
めた。
教室に、高橋さんの奏でる
メロディーがひびきわたる。
1つ1つの音がまじりあい
和音となって僕にしみ込んでいく。
高橋さんは気持ちよさそうに
ピアノをひいている。
僕は完全に高橋さんのペースに
流されていた。
「どう?この曲?」
高橋さんはまんまるにさせたリスの
ように僕をみつめている。
「とても素敵な曲ですね。なんという
曲ですか?」
そういうと高橋さんはクスっと
笑って、
「私がつくった曲よ。
題名は・・・そうね、
出会い、なんてどうかしら。」
「え?!高橋さんが作曲した
んですか?すごいじゃないですか。」
「ありがとう高橋くん。ところで・。」
そう言って高橋さんは言葉をにごした。
「なんですか?」
僕は問い詰めた。
そして高橋さんは、決