真夜中の流れ星

昼放課、お昼を食べる前にみゆきと隣のクラスへ向かう。
そしてみゆきが目的の『彼』を呼んだ。

高めの甘い声で、少し癖のある口調がまた女の子らしい。

「はっしー」

みゆきに呼ばれ、こちらに振り向いた彼。
猫背だけど私なんかより断然大きな背。
ふわふわの髪の毛。
ゆっくりこちらに向かって歩くその姿。

間違いなく今朝私が見た林くんだ。
みゆきと林くんは同じ中学で、仲が良かったらしい。
2人の会話を聞いているとわかる。





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