あの世留学
「そう、私は天使です」


どう見ても天使には見えない。
たぶんボケた幽霊なんだろうな。
こんな天使居るわけない。

なんか変な幽霊に出会ってしまった。
折角話が出来る人に会えたと思ったのに…


「天使に見えませんか?」

「見えない!」

「ですよね。アハハ」

キモッ!

私が無視して立ち去ろうとすると、おじいさんはクルッと回り私に背中を向けた。

「ほら此処に羽根付いてるでしょ?」

見ると、そこには確かに羽根が有る。
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