あの世留学
「そのあなたの心の綺麗な部分が、ぎりぎりのところであなたを止めたのですよ」

「私の心の綺麗な部分……?そんなの私には無い!」

「有ります!人間なら皆持っております。
あなたにもちゃんと有るのですよ」

「じゃ幽霊に…幽霊みたいになってしまったのは何で?」

「あなたの焼け爛れた心が癒えるまで、あなたの魂と体を分けて、“あの世”であなたの魂に学習していただく為です」

「学習?」

「はい。
まあ、ぶっちゃけ“あの世留学”です」

「あの世留学!?」
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