あの世留学
驚いて固まってる私に向かって天使じいさんが言う。

「まずは、一階から参りましょう」

天使じいさんの白い指がのボタンを押すとドアが閉まりエレベーターが上昇を始めた。

数秒後エレベーターは止まりドアが開いた。

私は恐る恐る天使じいさんの後に付いてエレベーターを降りた。

「な、何これ……!?」

私の目に飛び込んで来たのは、数え切れない程のパソコンと、その前に座りパソコンを操作している数え切れない程の変な人達。

変と言うのは、その人達は皆、天使じいさんと同じ真っ白だったからだ。
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