あの世留学
「あ、えっとーそれは…」

私が返答に困っていると天使爺さんが口を開いた。

「凛さんは只今“あの世留学中”なのですよ」

「あの世留学中?」

「そ、そうなんだ~、なんだかよく私にもわかんないだけど、そういう事になってしまって」

「そうなんだぁ、でも面白そうじゃん」

「そ、そう?」

「美咲さんもどうですか?凛さんと一緒に“あの世留学”してみませんか?」

天使じいさんがそう言うと美咲は立ち上がり

「凛と一緒なら行きたいです」と言った。
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