私のご主人様
すると
少し涙目になっていた
私の頭にその人は
手をのせ、こう言った。
「ホントは…ご主人様と呼ばせたいぐらいだけど、お前が泣きそうだから…仕方ない。…流って呼べ」
その人は私の頭にのせていた手でポンポン…と
頭を撫でてくれた。
ーきゅん。。。
顔が赤くなるのが
わかった。
「あれれ〜優チャン顔赤ーい!!」
目の前の人は
楽しそうに私の顔を
覗きこんだ。
か、顔…ち、近いって!!
絶対反応楽しんでる!!
ど、どこまで
性悪なんだか…っ!
「も、もう寝ますっ!!」
私は寝るには早い時間
だが、そう言ってリビングから
さっき片付けたばかりの
自分の部屋へと戻った。
「やべ…かわい」
そんな言葉がリビングで
呟かれていたと知らずに…