私のご主人様


すると

私の目の前が
一瞬にして
なにかに覆われた。


「俺…七瀬が好きだ」


待っていた言葉は…


予想外な言葉だった。



そして目の前が
なにかに覆われているのは七瀬クンの胸のなかだと

気づいた…。


「し、篠原クン…?」


「答えは…わかってるから。俺わかりきった返事聞くまで勇気ないからさ…せめて今の時間だけは俺にちょーだい?」




< 87 / 104 >

この作品をシェア

pagetop