私のご主人様



「な、なんで…流が?」


なんで流がここに
いるんだろ?


「ああっ?
俺はお前のご主人様だからふらふらどっかに行っちまう子猫さんを探してたんだよ」


「こ、子猫…っ」

もお子猫だなんて…
ばかにしすぎだよ…

でも…なんだかんだ言ってそんな言葉でも

嬉しく感じてしまう。


「なあ…?」


「ん…?」
私は下を向いていた
顔をあげた。


―ちゅっ



口には柔らかい感触。
目の前には私が恋をする
ご主人様の顔。


前にもこんな経験…



これって…

キス…だよね?


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