壊れかけた私たち




「それ、優也が?」



彼を見上げると笑顔で





「うん、だってみゆちゃん
優也以外の男とヤってんだろ?」




優也が言ってたー

そう言う彼の言葉が
耳に焼きついて離れなかった







優也が知っていた…?

いつ?
なんで?
どうして?

もしかして…亜希?

凌介が言っちゃったとか?




疑問が頭の中でぐるぐる
回っているとまた、彼は



「だから、ムカついて優也も
他の女とヤってんだってー
ある意味嫉妬だよな

みゆちゃん、知ってた?」






………気付いてたんだ



今、私は亜希や凌介を疑った

自分が悪い事してるのに…





そしてみんなを裏切った







―――――私、最低だ












「――おい、みゆ」




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