壊れかけた私たち




いやいや、たった2ヶ月しか
誕生日変わらないし
それに同い年じゃん


ちょっとそれが可笑しくて
笑ってしまった





「凌介のばーか」




ばかですよーってふてくされる
凌介になんだか今日ぐらい
学校サボっても良いような
気がしてきた




そんなやり取りをしてる間に
制服に着替えて部屋を出た



パン…あったかな?




「朝ご飯食べるの?」




しばらくして制服に着替えて
部屋から出てきた凌介は
ソファーに座ってテレビを付けた





「うん、そうなんだけど…
食べる物買ってなかった」



テレビの方へ視線を向けたら
ニュースを読んでいる
美人アナウンサーが目に入った





「じゃあ、学校行く途中に
コンビニ寄ろうか?」




そう提案してきた凌介に頷いて


「そうする、ありがとう」



そう言って洗面所へ向かった




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