壊れかけた私たち
途中コンビニに寄り
パンや飲み物を買って
学校へ凌介と向かった
凌介と私は同じ高校で
2年の時から体だけの関係
だったりする
成り行きはよく覚えてないが
凌介を部屋に泊めた日から
流れでそうなってしまった
それが今、3年になっても
続いていた
「みゆ、おはよー」
下駄箱に靴を入れている時
後ろから声が聞こえた
「おはよう、優也」
ニコッと笑って挨拶を返した
「おーい!俺も居るし」
ちょっとムスッとした凌介が
忘れんなー、と優也の
背中をバシバシ叩いた
「わざと無視してごめんな」
優也は意地悪な笑顔を見せて
凌介の背中を叩き返してた
「みゆ聞いた?わざとだって!
こんなやつとは別れろー」
「凌介うぜー」
ケラケラ笑う2人は
中学のときからの友達で
優也と私は付き合っている
そう、優也は彼氏なんだ…
そんな2人を見つめながら
私も一緒になって笑った
少し罪悪感を感じながら
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