イネ
初めての給料日。
封を開けづに母に渡した。母は仏壇にイネの給料を備えて合掌をし、そのままイネに返した。「あんたが頑張ったお給料よ。お疲れさま。」・・・イネは封を開けて、3枚入っているお金を2枚母に食費として渡した。母は、深々頭を下げて「ありがと、嬉しいよ」と言ってくれた。翌日、妹たちに、チョコレートを買って帰った。イネもチョコレートを食べるのは初めてだった。「イネちゃん、凄い!おいしい・・・」「また買ってくるね。」「やったー!」妹たちは顔をクシャクシャにして喜んでいた。家族を喜ばせるというのは、こんなにも幸せなんだ。だから、父ちゃんも一生懸命働くんだなあ・・・とイネは実感した。
封を開けづに母に渡した。母は仏壇にイネの給料を備えて合掌をし、そのままイネに返した。「あんたが頑張ったお給料よ。お疲れさま。」・・・イネは封を開けて、3枚入っているお金を2枚母に食費として渡した。母は、深々頭を下げて「ありがと、嬉しいよ」と言ってくれた。翌日、妹たちに、チョコレートを買って帰った。イネもチョコレートを食べるのは初めてだった。「イネちゃん、凄い!おいしい・・・」「また買ってくるね。」「やったー!」妹たちは顔をクシャクシャにして喜んでいた。家族を喜ばせるというのは、こんなにも幸せなんだ。だから、父ちゃんも一生懸命働くんだなあ・・・とイネは実感した。