Moon is SMILE.
唇を離して、じっと見つめられる。
「俺さ、奈琉美ちゃんがここに初めて来たときから、ずっと好きだったんだ。不謹慎かもしれないけど、奈琉美ちゃんのマ-クマンをするのが一番楽しかった。プレ-も好きだったけど、何より…」
愛月さんはいったんそこで言葉を切って、奈琉美の肌に触れた。
触れられた肌が、とたんに熱を持つ。
「この肌に触れる度に、俺は、もっと触れていたいと思った。この肌も、奈琉美ちゃんの何もかもを、俺だけのものにしたかった」
…これって告白?なのかな…?
「奈琉美ちゃん、俺と、付き合ってくれないかな?」
こ、告白だぁ-!!
告白されるなんて、初めてだ。クラスでは全然、モテないのに。
ってか、付き合う前にあんなキスとかっ…!
ダメだ…なんかクラクラしてきた。
「えっ…と、こんな、奈琉美なんかでよければ…。ででででも、奈琉美、全然モテないし…」
愛月さんはふっと微笑んで、もう一度キスをした。
さっきみたいに緊迫したようなキスじゃなかった。
「じゃあ、これから、奈琉美ちゃんは俺のだから。…好きだよ」
甘く甘く囁いて、またキスをする。
「んっ…」
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