空とあたしとあなた
俺は、もっと星がよく見えるように寝転ぶ


そんな俺を見て、柚舞も真似するように寝転ぶ


「わぁ〜!!
スッゴ〜い!!」


それからは、どちらも話さず星を眺めた


ふっと星を眺めている柚舞の姿を見ると、真剣に眺めている柚舞にドキッとした


柚舞に熱い視線を送り続けている俺に気付いたのか、寝転んだまま顔だけをこっちに向けてニコッと笑う


「23時の空が1日の中で1番綺麗な空なんだって」


「そうなんだ」


返事をしながらまた空に視線を戻す俺を見て、またニコッと笑って柚舞もまた空に視線を戻した


俺にとっては、柚舞と見る空が1番綺麗なんだ



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