空とあたしとあなた
ベッドに寝ている柚舞は、

確かに息をしていて

悪かった顔色も

どんどん良くなっていって


そんな当たり前の事が

嬉しくて

涙が溢れそうになった



それから、手を握って傷一つない綺麗な寝顔を見ながら柚舞が目を覚ますのを待った


朝早くて眠たかったけど、寝れなかった


俺が寝ている間に柚舞が居なくなるような気がしたから



俺って、こんなに弱かったか…?


柚舞が居ないと何をしていいか分からなくなる


どうしていいかも分からなくなる



俺って、柚舞が居ないと何も出来ないんだな…


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