君にハートを盗まれた。
あの綺麗な先輩が、先輩の彼女じゃないことが分かったことは嬉しい。

だけど、同時にそんなに優花先輩の事が忘れられない先輩の想いの深さを知って愕然とした。


先輩の心の中に、あたしが入り込む隙間はない。

そう言われている気がして…あたしは泣かないように空を見上げた。


あたしの頭上には、雲1つない真っ青な空。

この空の向こうに、先輩の想い人がいる。

こんなに離れているのに…。あたしには、どうすることもできないのかな?

こんなに好きなのに…。


あたしには…もう、諦める事しかできないのかな…?



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