君にハートを盗まれた。
やっぱり。周りから見ればそんな風に見えちゃうのかな…。
一応、これでも頑張って可愛くみえるようにしたのにな。
あたしは、先輩には似合わないのかな…?
俯いて落ち込んでいると
「ヒカリ。髪、切ったんだな」
あたしの髪に触れながら先輩が言った。
「先輩…気づいてくれたんですか?」
嬉しくてドキドキしながら言うと
「あぁ。ヒカリの事、いつも見てるからすぐに気づいたよ」
吸い込まれるような瞳で微笑む先輩は、あたしに顔を近づけて
「ヒカリが一番可愛いよ」
周りに聞こえるような声で言うと
あたしの頬にキスをした。