もしも、許されるのなら。
「イッたの?」

…イッた??
よく分からない…

「イッたみたいだな…」

お兄ちゃんは、じゃあ、もういいか。とボソッと呟いた。


「いれるよ。」

「あ゛…あぁ!!…いっ…」


痛い…無理無理~!!

「あと少しだから…大丈夫。」

大丈夫じゃない。
そんなことを思っていたら、お兄ちゃんが動き出した。

「あぁん…あ゛…んん!!」

だんだん痛みがなくなってきた…
私の体はどんどん反応して、それに合わせるように声が大きくなっていく…

「ん…お兄ちゃん……」

「涼香…気持ちいい?」

そんなこと聞かないで。
恥ずかしいよ…

「じゃあこれは?」
「あ!!やっ…」

「どう?」
「……気持ち…い…い」

「ごめん涼香…もう俺、限界……」
「え…?」

「もうイく…はぁ…あ…」
「ん゛ん…ああぁぁあ!!」

私、もうダメ……
そして、遂に意識を手放してしまった…





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