もしも、許されるのなら。
そんなある日のことである。
この日の出来事は絶対に忘れないと思う…。


「なぁ涼香。今日はいい?」

「え?!うー…ん。仕方ないなぁ……。」

「マジ?!じゃあ、風呂入ってくるわ」

お兄ちゃんには敵わない。
あんな目でお願いされたら断れない…。


―はぁ…
とりあえず洗い物しよ。


そういえば、あの日以来だな。
冗談のつもりでもうしないって言ったんだけど、一応遠慮してくれてるのかな…



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