もしも、許されるのなら。
「やっぱり今涼矢センパイに電話した方がいいよ…」
「…でも、産むなって言われるのが怖い…産んじゃいけないって頭の中で分かってるけど直接言われたくないよ…子どもできたことやっぱり嬉しいもん。産みたい…っ」
「涼香……」
「一人ででもいいから育てたいよ。もう何かを失いたくない…」
「だったら尚更電話しなくちゃ。涼矢センパイにも同じ重荷を背負って貰わなくちゃ…涼香一人じゃ無理だよ。」
「……うんっ」
「私、横にいるから。今電話しよう?」
「……うん…ありがとう。早織ちゃん…」
涙が止まらないよ
早織ちゃん、優しすぎる。
私は携帯を手にとってお兄ちゃんに電話をした…
「…でも、産むなって言われるのが怖い…産んじゃいけないって頭の中で分かってるけど直接言われたくないよ…子どもできたことやっぱり嬉しいもん。産みたい…っ」
「涼香……」
「一人ででもいいから育てたいよ。もう何かを失いたくない…」
「だったら尚更電話しなくちゃ。涼矢センパイにも同じ重荷を背負って貰わなくちゃ…涼香一人じゃ無理だよ。」
「……うんっ」
「私、横にいるから。今電話しよう?」
「……うん…ありがとう。早織ちゃん…」
涙が止まらないよ
早織ちゃん、優しすぎる。
私は携帯を手にとってお兄ちゃんに電話をした…