もしも、許されるのなら。
「お兄ちゃん、ご飯~」

「はいよ。」

今日はハンバーグ。
早速食べ始めたお兄ちゃんに気になる事を聞いてみることにした。

「ねぇ、お兄ちゃん。彼女どんな人?」

「ん?あぁ、こいつ。」

と写メを見せてくれた。
…可愛い。目も大きくて、誰が見ても美人と言うだろう。

「性格は…ちょい短気。あ、涼香に似てるな。」

「私??」
「っそ。短気なとことか、短気なとことか。」

私が短気って言いたいだけじゃん。
馬鹿にされてる気がするし…

「馬鹿にしてんの?」

「ほら、短気じゃん。あとは、優しいとことか、何でもしてくれるとことか。」

「え…」

お兄ちゃん……
何か、何か、泣きそう…

嬉しい。
お兄ちゃんに誉められたことが…



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