もしも、許されるのなら。
それからは彼方センパイ、お兄ちゃん、綾乃、私の四人でいることが多くなった。

「いやぁ~。格好いいって言われてる二人と一緒にいられるなんて…幸せっ♪♪キャハッ☆」

キャハッって…
綾乃って不思議っ子かも。
テンションついていけないや。


「私は毎日一緒にいるけどね。お兄ちゃんとも、彼方センパイとも。」

「いいなぁ~」

何だかんだ、彼方センパイの側にいるのが当たり前になっていた。


好きではないけど…
長年一緒にいる友達みたいな…そんな感覚。



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