もしも、許されるのなら。
「分かった。呼び捨てね♪あっ!ねぇねぇ、3年に格好良い人がいるんだって♪」

「へぇ~♪♪」

「名前は確か…一人が櫻井彼方でもう一人が、佐々木涼矢」

ふーん…
サクライカナタとササキリョウヤか

ん…?
佐々木涼矢ぁぁぁ???
お兄ちゃんなんだけど?!

「佐々木涼矢…佐々木涼香……もしかして、兄妹?」
コクッと頷く。


「ま…まじでぇぇぇぇ!!!!」

教室中に綾乃の声が響き渡ったのは言うまでもない。
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