もしも、許されるのなら。
いよいよ、課外授業の日。

最初は気が重かったけど、今はかなり楽しい。

テンション上がりまくり


「涼香!!こっちだよぉ!」

「早織ちゃん、おはよ~!!」


楽しい。
また楽しいって思えるようになるなんて思わなかった

綾乃と離れていても、もう平気。

仲良かったのに、こんなに簡単に絆は壊れてしまった。


でも、これでいい。



…これで良かったんだ。



「涼香?行くよぉ?」

「あ…うん!!」

綾乃、私自分勝手だよね…
綾乃は悪くないのに、許せなくてごめんね…


きちんと話した方がよかったのかな…

でも、それが嫌な方向に行ってしまうんじゃないかって、不安だった。


だから、私から離れていきます。

綾乃は皆から慕われてるから、大丈夫だよ。


私なんかといない方がいい。



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