妄想LOVER
「ねぇ、ちょっと…」
「ねぇっ!!」
自分の声にびっくりして起きた。
周りを見ると、もう朝日が差し込んでいる。
アイツは何だったの!?
突然現れて、突然消えた。
あっ!!
気付いて背中を触っても、ホックはついたまま。
やっぱりあれはホントに妄想だったんだ…
それにしては、キスの感触もアイツの手の温もり、すべての記憶が鮮明に残ってる。
今夜も会いたいな…
気付いたら今夜を楽しみにしている自分がいた。