妄想LOVER
「本当に、会えないの??」
リンがゆっくり頷いた。
そんな、昨日会ったばっかなのに…
「じゃ…。」
リンが部室のドアの取っ手に手を伸ばした時、
「……好きっ!!」
好きじゃなくても、会えなくなるのはイヤ。
立ち上がって、精一杯言った。
恥ずかしくて、すぐうつむいちゃったけど。
そしたら、リンは振り向いて、ニコッて笑った。
それであたしの所に来て、そっとあたしのおでこにキスしてくれた。
くすぐったいよ。