妄想LOVER
そして
「また妄想してね。」
って言って、部室を出て行った。
ったく…
気を取り直して、椅子に座り直すと、
「佐々木…!」
「おい!佐々木!」
「わぁ!!!!」
「もう最終下校時刻過ぎてんぞ。」
びっくりして頭を上げる。
「ごめんねっ! あ、名簿!」
寝てて全部書き終わって無いよ…
どうしよう…
「俺、書いておいたから。
心配するな。ほら。」
ホントだぁ…
見ると、名簿にはちゃんと全員の名前が書かれている。