ずっと好きだったから。

久しぶり

久しぶりに見た牧の顔は

少し日焼けしていた位で

何も変わっていなかった。

すると牧が、

『おーう久しぶりやなあ、
 てか俺ら会話する時常に
 なんかアクシデントがあった時やな笑』

そういいながら話す牧を見る私は

緊張を隠せなかった。

『牧、元気?野球頑張ってる?』

『おう、元気やで。
 渡辺は?元気にしてる?』

『めっちゃ元気やでー!』

Vサインをしながら笑う私は

上手く笑えなくて絶対顔引きつってるよね。

『じゃっ』

そういいながらもう行ってしまった牧。

そうだよね、私は彼女でもなんでもないから

話せただけでも凄い幸せなはず。

なんでなんだろう?

話す前まではただ近づけるだけで

幸せだったはずなのに。。
< 20 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop