make me happy
『………』


「とにかく3日後には向こうの方が家まで迎えに来てくれる。それまでに荷造りをしておきなさい。」


その言葉を聞き終えると
あたしはゆっくり立ち上
がり自分の部屋へと戻る


「おいっ!晴佳っ…」

さすがの俊哉も動揺
しているようだった。


「あら、今日は随分と物分かりがいいのね。」

ケラケラと笑う母親。


自室に戻ると力が抜けて
その場に座りこんでしまった


『……うっ……。うっ……』

いつの間にか出なくなって
いたはずの涙がぽたぽたと
頬を伝って床に落ちていった


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