やっぱり君がいい
「だーかーら!全然迷惑じゃないって!あんな事。
だって高橋頑張ってたっしょ?」

「え…」

「文化祭の準備!
俺、部活とかあったからあんまり手伝え
なかったけど、いっつも高橋頑張ってるの
見かけてたからさ」


そうなんだ…。

早瀬君はあたしが頑張ってるのいつも見てたんだ。

知ってたんだ…。


「それに!俺謝られてばっかじゃん」

「だって…申し訳なかったなって思ったから…」

「どうせなら、感謝してもらいたいな」

「へ…?」

「だってさ!ごめんじゃなくてありがとうの方が
言われて気持ち良くない?」

確かに…ってあたしも思った。



「うん……そうだね!
ありがとう!」

そうあたしがお礼を言った後、早瀬君はあたしの
頭をクシャって撫でてくれて

「うん。そっちのが気持ちいー!」

って最高の笑顔で言ってくれたんだ。



その時の早瀬君は凄い輝いてたのが今でも
忘れられない。



あの日からあたしはずっと早瀬君の事が好き。





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