陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「民を幸せにする為だ」
不意に後ろから声が聞こえて、幸姫は慌てて顔を上げる。
そこには首に手ぬぐいをかけた小十郎の姿があった。
「どうして戦をするのか、と言っていたな」
そう言って、幸姫の隣にそっと座る。独り言を聞かれていたと、少し恥ずかしくなったが、小十郎の答えが聞きたくて、幸姫はただ黙って頷いた。
「大切なものを守る為に、人は戦をするんだよ」
小十郎の言葉に、幸姫は納得がいかなかった。
「自分の大切なものを守る為に、人を傷つけていいわけないもん」
幸姫が言うと、小十郎は短く、そうだな、と呟いた。
不意に後ろから声が聞こえて、幸姫は慌てて顔を上げる。
そこには首に手ぬぐいをかけた小十郎の姿があった。
「どうして戦をするのか、と言っていたな」
そう言って、幸姫の隣にそっと座る。独り言を聞かれていたと、少し恥ずかしくなったが、小十郎の答えが聞きたくて、幸姫はただ黙って頷いた。
「大切なものを守る為に、人は戦をするんだよ」
小十郎の言葉に、幸姫は納得がいかなかった。
「自分の大切なものを守る為に、人を傷つけていいわけないもん」
幸姫が言うと、小十郎は短く、そうだな、と呟いた。