陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
珍しく政宗が政務に励んでいる姿を見て、小十郎は少し嬉しくなった。
いつも抜け出してばかりの政宗様だったが。
「…なんだ、小十郎」
ふと気づくと、怪訝そうに政宗が小十郎を見ていた。
「いえ、何でも」
「そうか…なぁ、小十郎。そろそろ昼餉じゃないか?」
政宗が手に持っていた書簡を机に戻し、小十郎の方を見つめる。
「そうですね…そろ用意させまし…!」
言いかけてあることに気づいた。
そういえば、幸姫に昼餉を渡していない。
「どうした」
政宗が小十郎の顔を覗き込みながら聞く。はっと我に返り、小十郎は何でもないと言うと、慌てて部屋を出た。
ま、腹がすけば幸姫も一度、屋敷に戻るだろう。
そうだそうだ、と思い直し、小十郎は近くを通りかかった女中に声をかけ、政宗の昼餉の用意をするように伝えた。
いつも抜け出してばかりの政宗様だったが。
「…なんだ、小十郎」
ふと気づくと、怪訝そうに政宗が小十郎を見ていた。
「いえ、何でも」
「そうか…なぁ、小十郎。そろそろ昼餉じゃないか?」
政宗が手に持っていた書簡を机に戻し、小十郎の方を見つめる。
「そうですね…そろ用意させまし…!」
言いかけてあることに気づいた。
そういえば、幸姫に昼餉を渡していない。
「どうした」
政宗が小十郎の顔を覗き込みながら聞く。はっと我に返り、小十郎は何でもないと言うと、慌てて部屋を出た。
ま、腹がすけば幸姫も一度、屋敷に戻るだろう。
そうだそうだ、と思い直し、小十郎は近くを通りかかった女中に声をかけ、政宗の昼餉の用意をするように伝えた。