陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「まったくもー…こた、この人は今お世話になってる家の家主さんなんだから、刀なんか向けたらダメだよ!」

『何?!』

幸姫の言葉に、2人の声がハモった。


え?何この反応。


驚いて目を丸くしていると、小太郎が眉を顰めながら幸姫に聞いてくる。


「どういうことだ!まさか、あの家は片倉の家なのか!?」


えぇ!?それ、今更!?


「匿っていただと!?どういうことだ、幸姫!聞いておら…まさか、怪我人というのは、この風魔のことだったのか!?」


えぇ!?そこも今更!?


「…ってえぇ?!こた…まさか風魔小太郎!?」


『今更!?』


3人はそれぞれを交互に見ながら、少しの間呆然とその場に立ち尽くしていた。
< 134 / 524 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop