陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「もう、人を殺さないって、約束してほしいの」
幸姫の言葉に、返事はなかった。
「助けてくれて、本当に嬉しかったし、感謝してもしきれない。だけど、私…どんな人間でも、人が、人の生を絶つことはしちゃいけないと思うの。だから…」
わかってる。
そんなことができる世の中ならば、後の世に、戦国時代なんていう言い方、きっとされなかった。
自分の言っていることはキレイゴトなのだと。
「すまなかった」
小太郎の言葉に、幸姫は思わず顔をあげた。
「…人が死ぬのは、嫌か?」
聞かれて、幸姫は小さく頷いた。
「わかった。お前がそういうのであれば、約束しよう」
小太郎の優しい笑顔に、幸姫は思わず涙がこぼれた。
「泣くな。今はお前が、俺の主なのだから。もっとしっかりしろ」
小太郎がぎゅっと抱きしめてくる。
幸姫は必死でぐっと、涙をこらえる。
「ごめんね、こた。
ごめん。
ありがとう」
幸姫の言葉に、返事はなかった。
「助けてくれて、本当に嬉しかったし、感謝してもしきれない。だけど、私…どんな人間でも、人が、人の生を絶つことはしちゃいけないと思うの。だから…」
わかってる。
そんなことができる世の中ならば、後の世に、戦国時代なんていう言い方、きっとされなかった。
自分の言っていることはキレイゴトなのだと。
「すまなかった」
小太郎の言葉に、幸姫は思わず顔をあげた。
「…人が死ぬのは、嫌か?」
聞かれて、幸姫は小さく頷いた。
「わかった。お前がそういうのであれば、約束しよう」
小太郎の優しい笑顔に、幸姫は思わず涙がこぼれた。
「泣くな。今はお前が、俺の主なのだから。もっとしっかりしろ」
小太郎がぎゅっと抱きしめてくる。
幸姫は必死でぐっと、涙をこらえる。
「ごめんね、こた。
ごめん。
ありがとう」