陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
で、なんでこんなことになってるのかしらね?
政宗が戻ってくるまでに着替えてしまおうと思っていたら、案外早く戻ってきてしまい、着替えることが出来ないまま、政宗にお酌をする羽目になってしまったのだが。
お猪口をもてあそびながら、政宗は幸姫の膝枕で横になっている。
足、しびれてきたし。
思わずため息がこぼれる。
と、政宗がじっと幸姫の方を見ていたことに気づき、慌てる。
「…一体、何があった」
政宗に聞かれて、幸姫は頭をぽりぽりと掻きながら、町の中で襲われたことから話し始めた。
「と、言うわけなんだけど…」
幸姫が言うと、政宗は小さくため息をついた。
え、ため息!?
なんで!?
「なぜ一人でそれも夜中に宿を抜け出した」
「へ?いや、それはだから、寝付けなくて」
「夜に女子が一人で出歩くなど、危ないとは思わなかったのか?」
「だって、誰もいなかったし」
「だからこそ、襲われたときに誰も助けてくれないと思わなかったのか?」
「いや、その…」
思わず口ごもる。
確かに、軽率だった。
よく考えればわかることだったのに。
まさか自分がこんなことに巻き込まれるとは思ってもいなかったから。
「…ごめんなさい」
幸姫は素直に謝った。
政宗が戻ってくるまでに着替えてしまおうと思っていたら、案外早く戻ってきてしまい、着替えることが出来ないまま、政宗にお酌をする羽目になってしまったのだが。
お猪口をもてあそびながら、政宗は幸姫の膝枕で横になっている。
足、しびれてきたし。
思わずため息がこぼれる。
と、政宗がじっと幸姫の方を見ていたことに気づき、慌てる。
「…一体、何があった」
政宗に聞かれて、幸姫は頭をぽりぽりと掻きながら、町の中で襲われたことから話し始めた。
「と、言うわけなんだけど…」
幸姫が言うと、政宗は小さくため息をついた。
え、ため息!?
なんで!?
「なぜ一人でそれも夜中に宿を抜け出した」
「へ?いや、それはだから、寝付けなくて」
「夜に女子が一人で出歩くなど、危ないとは思わなかったのか?」
「だって、誰もいなかったし」
「だからこそ、襲われたときに誰も助けてくれないと思わなかったのか?」
「いや、その…」
思わず口ごもる。
確かに、軽率だった。
よく考えればわかることだったのに。
まさか自分がこんなことに巻き込まれるとは思ってもいなかったから。
「…ごめんなさい」
幸姫は素直に謝った。