陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
お母さん、そんなこと言うような人じゃないし、多分一生、言われることなんてないと思ってたから。
「…お父さんだと思うのはやっぱ無理」
幸村はじっと、幸姫を見つめる。
「私の中で、父親っていう存在はもう、昔にいなくなった。母が…れいちゃんが、私の母親で、父親だったから」
女で一つで育ててくれた母。本当に大好きで、感謝してもしきれない。
あぁ…きっと、心配してるだろうな…
そう思うと胸の奥がきゅうっとなった。
「だから、父親じゃなくて、とりあえず、友人になってくれると嬉しい、かな」
「こ…幸姫!!」
「あはは、苦しいよ」
ぎゅっと抱き締めてくる幸村に、照れながら幸姫はちいさく笑った。
「…お父さんだと思うのはやっぱ無理」
幸村はじっと、幸姫を見つめる。
「私の中で、父親っていう存在はもう、昔にいなくなった。母が…れいちゃんが、私の母親で、父親だったから」
女で一つで育ててくれた母。本当に大好きで、感謝してもしきれない。
あぁ…きっと、心配してるだろうな…
そう思うと胸の奥がきゅうっとなった。
「だから、父親じゃなくて、とりあえず、友人になってくれると嬉しい、かな」
「こ…幸姫!!」
「あはは、苦しいよ」
ぎゅっと抱き締めてくる幸村に、照れながら幸姫はちいさく笑った。